
今読んでいるオススメの本。
物理学者であり、随筆家であった彼が大正時代に刊行されていた
俳句雑誌に寄稿していた短文集をまとめたもの。
日常にある何気ないもの、見過ごしてしまいそうな事柄について
良い意味で淡々と、さっぱりと語っていて、
短文なのに、目からウロコな話もあり、
物理学者ならでは、というような目の付け処はさすがだなあと思う。
序章で「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、
一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」と書かれていて、
一気読みせずに、ゆっくりちょっとずつ読みたい、味のある本です。
ネットみてたらとても詳しく書いている人がいたのでこちら
微妙なイラストもあってツボ。良ければ見てみてください。
個人的に、寺田寅彦は今気になる人で、
理由は2つ、同じ小学校出身(銅像があった)だったこと、
それから、おじいちゃんが好きだったらしく、
好きすぎて、寺田寅彦の息子の名前を
自分の息子(父)の名前にしたほど(笑)
名前の話は今年知ったので、どんどん興味が沸いてきて・・
時間はかかっても、全作読みたいなあと思います。