資生堂ギャラリーにて開催中の「ダヤニータ・シン展」に行ってきました。
http://www.shiseido.co.jp/gallery/exhibition/
ダヤニータ・シンは、インド出身の女性写真家、日本では初の個展とのこと。
彼女のことはこれまで知らなかったけれど、行ってみてすごく好きになりました。
写真と写真につながりを持たせ、1つの大きな作品として見せる、「彼女自身の写真(ドキュメンタリー)の境界を越えた物語(フィクション)を作り出すという、ユニークな方法(資生堂ギャラリーHPより)」が彼女の特徴。
ありそうでなかった作品の見せ方、ストーリーは見ている人に自由に考えさせる所が
どういう順番で見るのかによっても変わってくるし、想像力を掻き立てられてとても楽しい。
被写体の存在感、眼差しの強さにも惹かれた。
インド人の自信に満ちた雰囲気、自己が確立していて物怖じしない感じ。
家族を撮った「Privacy」という作品では特に感じられた。
色の使い方も良い。インドらしいというべきか、赤の強さが心に残った。
夜景、強く光る赤。鮮やかだけど明るすぎない赤。
色々な撮り方に挑戦しているけど、何となく一貫性があって、
彼女のベースにある揺るがない自己、
写真家としてのセンス、というと軽いけれど、強い精神がそうさせているのかなと感じました。
昨日の皆既月食も、月が赤黒く照らされて、なんとも言えないパワーがあったな。
注目の写真家がまた一人増えました。
2011年12月11日日曜日
2011年12月6日火曜日
絶対語感
外山滋比古の「日本語の素顔」を読みました。
日本語について、外国語と比べての特徴や、何気なく使っていて
見過ごしているような事柄にも注視していて、
今読んでも、ある意味新鮮というか、30年くらい前に書かれたものでも
未だに変わっていないんだなぁ・・と感慨に浸れました。
目次の言葉がとってもキャッチーで、
豆腐のパラグラフ(英語の文章は、段落がきっちり分かれているけど、
日本語はもともと別れていなかったり、あやふやという意味で)とか、
1ページ目から引き込まれました。
そのなかでも、好きなのが「絶対語感」という章。
絶対音感、という言葉は存在して、これを鍛えなければと言われていたけれど、
なぜ、絶対語感を養うことをしてこなかったのか・・
確かに、自分が使っている日本語が正しいかどうか
おかしくないかどうか、判断できる人が少なくなってきているのかも?
日本語って、若い人が新しい言葉をどんどん生み出して、その創造力はある種すばらしいし、
その変化の多様性を受け入れてきた寛容さ、言葉のトレンドや時代のムードが反映されているものだとは思うけど、一方で変わらないもの、変えてはいけないルールとかマナーとか、
コアな部分があるのではないかなと思う。
これは自分が年を取ったせいなのか、編集という仕事をしていたせいなのか、
色々要因はあるかもしれないけど、昔よりも、言葉遣いに引っかかる場面が
増えてきた気がする。最近テレビのテロップとか見ていて、送り仮名が変とか、
「ら」抜き言葉とか、イチイチ気になってしまう・・・
古めかしいけど、情緒ある言葉、正しい言葉、きれいな言葉を使える人でありたい。
言葉に対するアンテナを、きちんと立てておきたい。日本人として。
そんなことを考えていたら、なぜか漢字検定を受けたくなって問題集を買ってしまった。笑
そしておじいちゃんの読書センス、好きだな~。
2011年12月4日日曜日
Chic and Luxury-モードの時代 写真展
銀座一丁目、ポーラミュージアムアネックスへ行ってきました。
Chic and Luxury-モードの時代 写真展
1950年から60年代、パリがオート・クチュール全盛期だった頃の写真がズラリ。
作家別に並んでいるけど、全体的なテイストの統一感もあり、
クラシックで、華やかで、美しいものを見られました。
なかでも気になったのが、ルイーズ・ダール・ウォルフ という女性写真家。
元々インテリアデザイナーとしてのキャリアがあり、ヴァニティフェア→ハーパースバザー
で活躍していたそう。パッと目を引く構図とか、女性らしい視点が好きです。
他の作家も本当に良くて、アーヴィングペンはもちろん、
リチャード・アヴェドンThe Richard Avedon Foundation など色々と素敵な
フォトグラファーに出会えました。
ここの美術館、というかギャラリーという感じだけど、
なかなか良い写真展をやっているので今後も要チェックです。
しかも、無料!
写真展、ってあまり行かなかったけど、
これからは見る回数を増やしたいです。
自分の部屋に、こんな写真とか飾りたいなあ。
その前に引っ越したい。。
Chic and Luxury-モードの時代 写真展
1950年から60年代、パリがオート・クチュール全盛期だった頃の写真がズラリ。
作家別に並んでいるけど、全体的なテイストの統一感もあり、
クラシックで、華やかで、美しいものを見られました。
なかでも気になったのが、ルイーズ・ダール・ウォルフ という女性写真家。
元々インテリアデザイナーとしてのキャリアがあり、ヴァニティフェア→ハーパースバザー
で活躍していたそう。パッと目を引く構図とか、女性らしい視点が好きです。
他の作家も本当に良くて、アーヴィングペンはもちろん、
リチャード・アヴェドンThe Richard Avedon Foundation など色々と素敵な
フォトグラファーに出会えました。
ここの美術館、というかギャラリーという感じだけど、
なかなか良い写真展をやっているので今後も要チェックです。
しかも、無料!
写真展、ってあまり行かなかったけど、
これからは見る回数を増やしたいです。
自分の部屋に、こんな写真とか飾りたいなあ。
その前に引っ越したい。。
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