2012年9月13日木曜日

猪熊弦一郎現代美術館「物物」展へ

夏休み、、香川は丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館へ行って参りました。

猪熊弦一郎は、香川出身の洋画家。三越の包装紙のパッケージデザインなども
手がけていたそうです。

今回観て来たのは、猪熊さんの常設展と、「物物」展。
画家として活躍する一方、コレクターとしての一面も持ち、『画家のおもちゃ箱』(文化出版局 1984)という図版も出版するほど。(これ、買おうかと思ったら中古でも4万以上・・)
これらの物を、膨大な量のなかから、スタイリストの岡尾美代子が気になる物をセレクトし、それを写真家のホンマタカシが撮影した「物物」という写真集とリンクした展示でした。

大きく引き伸ばした写真の前に「物」がちまっ、と置かれていて、また良い雰囲気。
写真の撮り方も良いのですが、やっぱり実物が素晴らしかった!
このコレクションしていたものが、高価な美術品ではなく、道で拾った石ころや、一風変わった外国のお土産品・・など、猪熊さんのアンテナにひっかかった、愛らしいというか、「・・・なんじゃこりゃ!」な数々。。

写真を見せられないのが残念ですが、すごく笑ったのは、
ごくごく普通~の石ころが2つ。白い封筒に入っていて、その封筒に手書きで
「ヴェルサイユ宮殿」と書かれているの。
誰かと一緒に見てたら、100%ツッコんでたはず。笑
写真集を熟読して分かったのは、彼の奥様も一緒に収集していたものがあったこと。
二人の「好き」のベクトルが同じって素敵だなと思えました。

いろんな「物」がわちゃわちゃしてるのに、なぜか統一感があって、
猪熊夫妻に愛されてきたぬくもりが伝わる、良い展示でした。

また素敵なおじいちゃんを見つけてしまったな~

あ、帰りに食べた丸亀うどん、美味しかった!
美術館は駅前にあって、めちゃめちゃ洗練されてるけど、
一歩商店街に入ると、リアル ALWAYS3丁目・・・状態の
年季の入ったシャッター通り。。
美術館が、丸亀の町おこしに一役買っているのは間違いなかった。

ちなみに、猪熊さんが三越のデザイン部にいた頃、同じ部署に
あの、やなせたかしさんもいたらしいです。すごいつながり!!
やなせ先生、長生きしてください!

しかし、久々に更新したから、写真のアップの仕方が分からん・・・


2 件のコメント:

  1. いいないいなーいのくまさん、><
    ちょっと見ただけでも、心がもってかれるね!
    この物物のホンマさんの写真本も気になるし、
    うん、やなせ先生はまだまだ長生きしてほしい!

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    1. ぜひぜひ、機会があれば行ってほしいわ。
      美術館自体も居心地が良くてね。

      またおもちゃ達の展示をやってくれたらえいね!!

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